輪廻

輪廻

清水崇監督作品

監督名を出しただけで分かった方は相当のホラー好きということになります、そうです、あの人です、日本中を恐怖の渦に包み込んだホラー映画『呪怨』シリーズの監督を務めている清水崇さんが監督を務めている『輪廻』というホラー映画に香里奈さんも参戦しているのです。良く思いますが、ホラー映画ではあるものの良い監督さんに巡り会っているなぁという香里奈さんの運の強さにも感服します。

清水崇監督作品の映画、先に述べた呪怨にしてもですが現在でも第一線で活躍している俳優さんたちが数多く出演していることがご存知ですか?名前を挙げていくと栗山千明さんや津田寛治さんに田中要次さん、葛山信吾さんなどその後人気を博すことになる女優や俳優さんが数多く出演しているのです。それに、清水監督の作るホラー映画は本当に怖いですから、夏場には芯まで冷えるような恐怖体験をしたい場合には非常にお勧めとなっております。今から既にこの映画について書くのも本当に怖いですが、とりあえずあらすじから書いていきましょう。

あらすじ
35年前に、群馬県にあるホテルで起きた大量無差別事件が起きたが犯人は犯行後自殺をしてしまい、狂気に落ちた真相をつかむことはできなかった。そして時は流れて現代、新人女優として活動している渚は、監督の松村によってその映画の大役に抜擢されるという、彼女の今後の女優としての人生をかけた作品出演が決まっていた。しかしその映画が決まって依頼渚の周りには不可解な現象が起き始めるのだった。それは見たことのない少女が自分の周りに出現するようになったのだ。ところがその少女は自分にしか見えていないということが分かると、益々気味悪くなってしまうがそれでも気にすることなく生活を続けていた。調べて見ると、その少女は大量無差別殺人事件で死亡した法医学教授である大森の実の娘である千里にそっくりであり、また千里は犯人である父親に殺されたことも発覚した。しかも今度自分が主演をすることになる役も、この事件をモチーフにした映画であり、渚が演じることになるモデルでも会ったのだ。その後役作りのために実際に事件が起きたホテルを訪れ、渚は記憶を辿るように客室の一つ一つに導かれて中へと踏み込んでいく。そしてたどり着いた一つの部屋、そこは千里が実際に殺害された部屋でもあった。その時、渚の脳裏には自分が今まで記憶したことのないフラッシュバックが起きる、そして彼女は自分はまさか渚の生まれ変わりなのだろうかという疑問を持つようになるのだった。その頃、女子大生の弥生は奇妙な夢を見ることで悩まされる生活を送っていた。夢の中に出てくるのは、いつも同じ赤い屋根のホテルだという、事件が起きたホテルそのものだったのだ。調べていくとその事実が続々と浮かび上がっていく中で、弥生もまた自分が被害者の生まれ変わりなのだろうかと疑問を持ち始める。やがて渚は映画の撮影に入るも、そこで奇妙な現象に巻き込まれてしまう。今までスタジオ内にあったホテルにいたはずが、いつの間にか事件のあったホテルに迷い込んでいたのだ。そんな彼女の前で、大森が次々と殺戮を始めていくが、彼は決して狂っているというわけではなく自身の研究を試すためでもあったのだ。その研究とは生まれ変わり、輪廻転生というものが実在しているのかという肉体と魂を調べていくうちに実験という名目で行っていたのだった。やがてその生まれ変わりを証明するように、事件の被害者となった人々とその生まれ変わりの姿を目の当たりにしていくことになる。さらに、監督である松村は大森の長男であり千里の兄である優也で、渚は自分が千里の生まれ変わりなのではと思っていたが、千里は弥生が生まれ変わりだったのだ。では自分は誰なのか、自分は誰の生まれ変わりなのかと思っていると一つの結論に辿りつく、それはこの中にまだいないもう一人の人物、そう大森教授その人だった。そのことに気付いた渚は発狂してしまい、その後精神病院で拘束衣を纏ったままその後の人生を送ることになる。そして彼女の傍らには二人の子供の姿、優也と千里の怨念が渦巻いていた。

キャスト

  • 杉浦渚:優香(主人公。)
  • 松村郁夫:椎名桔平(映画監督)
  • 村田忠司:杉本哲太(渚のマネージャー)
  • 山中:小市慢太郎(プロデューサー)
  • 木下弥生:香里奈(女子大生)
  • 尾西和也:小栗旬(弥生の恋人)
  • 森田由香:松本まりか(女優の卵)
  • 大森千里:佐々木麻緒(大森教授の娘)
  • 大森優也:伊藤大翔(大森教授の息子・長男。)
  • 大森範久:治田敦(大学教授。)
  • 大森歩美:三條美紀/望月美緑(大森の妻)
  • 須藤貴子:藤貴子(客室係)
  • 高田直人:野村信次(尾野観光ホテルオーナー)
  • 猪俣悠太:潮見勇輝(フロント係)
  • 新谷薫:和泉今日子(清掃係)
  • 小澤淳史:古谷泰時(配膳係)
  • 奥野雅:原田文明(宿泊客)
  • 奥野なお:西美子(宿泊客)
  • 速水太一:石丸ひろし(宿泊客)
  • 竹内洋子:戸田佳世子(宿泊客)

スタッフ

  • 監督:清水崇
  • エグゼクティブ・プロデューサー:濱名一哉、小谷靖
  • プロデューサー:一瀬隆重
  • 脚本:清水崇・安達正軌
  • 小説:「輪廻」大石圭(角川ホラー文庫)
  • 製作:「輪廻」製作委員会(TBS、Entertainment FARM、オズ、ジェネオンエンタテインメント、東宝、日活、MBS)
  • 製作プロダクション:オズ
  • 配給:東宝

音楽

  • 音楽:川井憲次
  • 主題歌:扇愛奈『輪廻』

作品について

鳥肌モノです、これは興味本位のホラー嫌いな人が見たら絶対に後悔する作品となっているので、苦手な人は見てはいけません。いやっ清水監督の作るホラー作品は本当に怖いんです、これは真面目な話、筆者はリングなんかよりも呪怨野方が断然怖いと思います。この輪廻の作品においても、そのところどころで表現されているジャパニーズホラーの真骨頂ともいえる恐怖場面はもう涙モノです。良い年した大人でも、清水監督の作る恐怖映画を見て全く驚かない人はいないでしょう。もう怖すぎてダメです、これは本当に覚悟を決めてみた方が良いですよ、ホラー好き以外の人は。

さてそんな輪廻に主演級として出演している香里奈さんですが、今回は自身の研究が正しいことを証明するためにと狂気の行為に出た大森教授の娘で、クローゼットという狭い空間で無残にも惨殺されることになった娘の千里の生まれ変わりを演じているという役ですが、この迫真の演技は本当に見ものとなっています。もちろん香里奈さん以外にも、優香さんを始め、椎名桔平さんなどの実力は俳優が多く出演しており、それぞれが清水監督のホラー映画を盛り上げるように恐怖を演技している姿は見事なものです。清水監督の作品に出演している俳優さんたちは、ほとんどが実力派として活躍もしていますからね。

筆者が思うには、ホラー映画に出演している俳優さんというのは、やはり生半可な演技をしているだけでは簡単に恐怖を表現できないと思っています。これが役者として活動するためのパフォーマーとして活動するための分かれ道、いわゆる今後の俳優業としてどうなるかの行く末を決めることになる分岐点になると考えている。香里奈さんもこの作品に出演したことで、彼女の演技に一つの磨きがかかったことは疑いようのない事実であろう。今までの香里奈さんからは見られなかったような恐怖に顔が引きつるシーンは目が離せないでしょう。トップモデルとして活動している香里奈さんの全く違う一面を見たい人は良いかもしれませんが、それでも相当量の恐怖を体験することになりますから、そこまで怖くないだろうと考えている人はやめておいた方が良いです。見ごたえはありますが、気軽に見たいとおもう作品ではないのでご注意ください。