天国の本屋~恋火

天国の本屋~恋火

ここでも香里奈さんは目立っています

次にご紹介するのは、香里奈さんが主演ということではないのですが、主人公達とは深い関わりを持つことになる立ち位置になっている作品なので紹介していこうと思います。その作品とは2004年6月5日に公開された『天国の本屋~恋火』というもので、こちらは竹内結子さんが主演の作品となっております。香里奈さんはこの作品においては竹内さんに恋することになる町山健太さんが短期アルバイトとして働きに来る天国の本屋にて、先に働いている店員役として登場してきます。透明感溢れるその姿は劇中においても決して目立つことを忘れないスタイルは本当に見事なものだと感じます。主演の竹内さんにも負けていない演技力はこの頃から発揮されていたこともあって、彼女の活躍が本格化していくことを意味していたのかもしれません。ではこの作品のあらすじを紹介して行きましょう。

あらすじ
ピアニストとして活動している町山健太は所属していた楽団を解雇されてしまい、自暴自棄な生活を送っていた。そんなとき人材管理官と名乗るヤマキという男に連れられて、天国の本屋で短期アルバイトを成り行きから行なうことになった。生活も苦しかったのでしょうがないと重いながら働いていると、その天国の本屋で自分が憧れていたピアニストである桧山翔子と出会う。ところが翔子はとある事故をきっかけに方耳の聴覚を失ってしまい、それ以来ピアノが引けなくなってしまっていた。一方その頃、地上では翔子の姪の香夏子が10年前に中止になっていた花火大会を復活させるために、仲間たちと奮闘していた。ところがその花火大会のフィナーレを飾ってきた、それを一緒に見ると男女が深い仲になれるという伝説の恋する花火を打ち上げる有名な花火師でもある瀧本は、翔子の下恋人であり、花火の暴発事故をきっかけにして翔子の片耳の聴覚を奪ってしまった張本人であった。そのことをきっかけにして瀧本は花火師を止めてしまうが、香夏子は叔母である翔子がずっと花火が打ちあがるのを楽しみにしていたことを知っていたため、瀧本にもう一度花火を打ち上げてもらおうとして説得の日々を過ごしていた。
その頃、翔子は途中で断念していた組曲を、健太の協力で完成させようとしていた。その曲は、毎年瀧本の花火をモチーフに作り続けてきたもので、10曲になったときに結婚しようと誓い合っていたという二人にとっては掛け替えのないものだった。しかし10回目の年に瀧本の花火が上がることはなく、翔子も病に倒れてしまい他界してしまうのだった。地上では香夏子の思いがようやく通じたのか、滝本は再び花火を打ち上げることを決めて見事花火大会に見事な火の花を咲かせるのだった。その花火の様子を天国から見守っていた翔子はようやく完成した組曲を自ら弾くことができたことで満足を演じていた。翔子の組曲が完成し、天国でのバイトを終えた健太が翔子の組曲を演奏していると、その音色に聞き覚えのある香夏子が駆けつけてきてどうしてその曲を知っているのかと聞く。健太は教わったものだと語りながら、二人はそこから共に10年越しに完成した組曲と、恋する花火を眺めるのだった。

キャスト

  • 竹内結子:長瀬香夏子と桧山翔子の二役
  • 玉山鉄二:町山健太
  • 香里奈:由衣(天国の本屋・店員)
  • 新井浩文:サトシ(天国の本屋・店員)
  • 原田芳雄:ヤマキ(天国の本屋・店長)
  • 香川照之:瀧本(翔子の恋人、花火師)
  • 大倉孝二:マル
  • 斉藤陽一郎:千太郎
  • 吉田日出子:ヨネ
  • 桜井センリ:太助
  • 香川京子:桧山幸
  • 鰐淵晴子:「天国の喫茶店」のママ
  • 丸橋夏樹: 「天国の喫茶店」の常連客・ママの恋人
  • 塩見三省:西山
  • 根岸季衣:太田
  • かとうかずこ:長瀬妙子
  • あがた森魚:長瀬郁朗

スタッフ

  • 監督:篠原哲雄
  • 製作者:迫本淳一、森隆一、亀井修、石川富康、細野義朗、早河洋、久松猛朗
  • 企画・プロデュース:宮島秀司
  • プロデューサー:榎望、遠谷信幸
  • 原作:松久淳、田中渉
  • 脚本:狗飼恭子、篠原哲雄
  • 撮影:上野彰吾
  • 美術:小澤秀高
  • 録音:岸田和美
  • 編集:川瀬功
  • 協賛:三井広報委員会

音楽

  • 音楽:松任谷正隆
  • 主題歌:松任谷由実「永遠が見える日」

作品について

舞台は天国となっています、いきなり壮大すぎますが物語の主軸となっているのは音楽となっています。そしてその音楽がを入れることで今まで物語として完成していなかった、未完の恋物語が完成することになる、そんな話になっています。特に作品の中で評価されているのもとりわけ音楽となっており、劇中歌などを担当することになったのは松任谷正隆さんで、そして主題歌を担当しているのは松任谷由実さんという、もうこの作品の一番良いところは音楽しかないでしょう、というような作品となっております。

今作品においても香里奈さんはあまり目立つような役柄ではありませんが、それでも存在感が消えないんですから不思議です。元々存在感が強いほうであることに変わりはないと思いますが、きっとそんな香里奈さんだからこそこういった役を演じることで、女優として幅を広げることになったのかもしれません。