太客だけに頼って稼ぐ営業法を取るキャバ嬢は多い

羽振りがよいお客さんのことを太客と呼びます。稼ぐキャバ嬢は太客を多数抱えており、売上の大部分を占めている場合も珍しくありません。
しかし、こうしたキャバ嬢は細客をないがしろにしがちで、逆に太客を優先する傾向にあります。営業メールを送る際も、まず太客を優先して、来店頻度を上げる手法が一般的です。

確かに売上への貢献度は太客が圧倒的ですが、私はそれに頼り切る営業スタイルを好みません。
長い目で見ると、非効率としか言えないからです。太客の売上依存度が高いこともリスクが大きすぎます。長期に渡って稼ぐなら、太客優先主義はやめるべきでしょう。

細客もいつ太客に化けるかわからない

その理由ついて挙げられるのが、細客が太客に化ける可能性です。
今は毎回1万円しか使ってくれなくとも、何らかのきっかけで使用金額が増えることも考えられます。
現在は細客でも、毎回10万円使ってくれるようになる可能性は否定できません。

太客に化けるきっかけは色々あります。例えばお客さんに気に入られたら、おねだりにも応えてくれるでしょう。
また、お客さんの年収がアップして、お店で使う金額が増える場合もあります。このような可能性が残されている以上、細客をないがしろにするべきでしょうか?答えはすでに出ています。

太客もいつまでも来てくれる保証はない

今は太客でも、いつ飽きられるかは分かりません。特にキャバ嬢は色恋営業が基本ですので、太客がマンネリを感じてしまうリスクが潜んでいます。
使う金額が少なくなるばかりか、来店頻度が下がる可能性もありますし、完全に来なくなることも珍しくありません。今後もずっと太客が来てくれる保証はどこにも無いのです。
そのうち自身の稼ぎも減ってしまうでしょう。

太客がお店に来なくなる理由は色々と考えられます。例えば、先ほど述べたマンネリ化、つまり飽きられた場合もそうですが、太客の仕事が上手くいかず、年収が下がって足が遠ざかる可能性も捨てきれません。
結婚をきっかけにキャバクラ遊びを止めるパターンもあります。

このように、色んな理由で太客が離れる場合は常にあるのです。
頼り切っていた太客がお店に来なくなったら、今後も同様の売上を取れるでしょうか?

常に新しいお客さん作りへ努めること

太客頼りの営業は、いつか必ず終わりを迎えます。細客の売上への貢献度は低いですが、今後どうなるかは分かりません。
逆に売上の大半を占める太客が離れ、今後の売上がダウンする可能性もあります。
それを避けるためにも、細客であっても大切にし、常に新しいお客さんを作ることが必要なのです。